いや、香港SIMやVPNを使えば接続はできるのだけど、
Google Mapsでは地図上の現在位置が数十〜数百メートルずれることがある。
それに、登録されている情報も少ない。
少し中国語ができるなら、百度地図のほうが頼りになる。
地下鉄やバスの時間も完璧だし、店の情報も多い。
ところで、旅行のとき、宿の場所や行きたいところに、
あらかじめ「保存」して☆をつけておくと計画が立てやすい。
百度地図でこれをするには、百度のアカウントが必要になる。
百度のアカウントを取るのは、ちょっと厄介。
2017年6月から中国では「実名登録制」が始まって、
アカウントを取得するにはSMS認証が必要になる。
そして、中国国内の電話番号を持っていない日本人が
日本国内から登録しようとすると、いろいろひっかかる。
2017年11月現在、
最終的には問題なくアカウントを作れるのだけど、
他の多くのサイトで紹介されている方法ではできなくて、
右往左往したので、メモしてみる。
まず、百度アカウントを作るページにアクセスする。
https://passport.baidu.com/v2/?reg&overseas=1
トップページから行くとこのページにはたどり着かず、
中国国内専用ページになって、日本の国番号を入れられない。
たまにこうして異国のサイトで苦労してみると、
最後の「&overseas=1」がポイント。
必要な情報を入力する。
- 手机号(電話番号)は先頭の 0 を取って入力。012-3456-7890→1234567890
- 用戸名(アカウント名)は英字14文字以下で入力。
- 验证码(検証コード)はSMSで送られてくる検証コード(数字6桁)を入力。
- 密码(パスワード)は6桁〜14桁のパスワードを入力。
※ここでSMSが届かない場合は、端末の海外SMSの受信設定を確認する。
これでアカウント登録完了…なのだけど、なにせ中国のネットのこと、海外からの登録に積極的ではなさそうだし、今後どうなるかわからない。そこで、SMSが受信できなくなったときにもアカウントを復旧できる可能性を高めるべく、密保邮箱(パスワード復旧用メールアドレス)も登録しておく。
ただし、GMailは登録できない。中国め…
Yahoo!メールは大丈夫なので、フリーメールがダメというわけではない模様。
たまにこうして異国のサイトで苦労してみると、
どういうのがガラパゴスなのかわかって勉強になる…ことにする。