2012年12月19日水曜日
2012年12月17日月曜日
インフレターゲット
インフレターゲットについて暗い思いで考えている。
何が起こるかは、ほとんど偶然に依存する(※注1)だろうけれど、うまくいった場合、おそらく政府が自由に使えるお金の量が増える。それは良い影響と悪い影響の両面がある。景気が良くなったように見えることも起こるかもしれない。もし国民にわかりにくい形で、資産課税を行いつつ、国債の累積債務残高を踏み倒すことができるなら、それは政府にとってはいい政策といえるのかもしれない。また、政府に近い人にとっては良い政策と感じられ、遠い人にとっては何が起こってるか気がつかないなら、全体としてはいい政策とされるかもしれない。副作用としてハイパーインフレが生じない限り。
しかし、それよりも政府が恣意的にマネーを弄ることへの嫌悪感が先に立つ(※注2)。インフレターゲットにどういう効果があるかはかなり複雑で、おそらく、その複雑さを政府は制御しきれない。原発がそうであったように。
とりあえずの結論としては、インフレターゲットは賛否両論あるけど、金融政策で実体経済をよくすることは基本的にはできないと思うし、かりにできてもタカが知れているし、どんな副作用があるかわからないので、やめたほうがいいと思う。
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