お米の集荷価格が上がってるそうな。
高騰の理由は諸説あるけど、通説はないっぽい。
(1) 原発事故と震災で米の流通が不安定になった
(2) 2012年夏は暑く高温障害があった
→収量は多いが品質の良いコメは多くない
(3) 2011年度から政府の備蓄制度が変わり古米を市場に放出しなくなった
(4) 農家が農協にお米を出さなくなってきた
→農協は数量確保のため集荷価格を高く設定
→そこから民間業者も米価高騰を予想して高価買取
お米の流通のこととか全然知らなかったので、
ちょっと興味を持って調べてみた。
米価格センターが廃止されてたり、
備蓄制度が回転方式(備蓄した米を翌年に古米として売却)から、
棚上げ方式(備蓄米は食用にはせず、数年間備蓄したあと飼料用等に売却)
に変わってたり。
個人的には、大きな流れとして流通形態が変わりつつあって、
その過程で価格が不安定になってるように見える。
お米は主食だけに需要の価格弾力性が低い。
一方で、自然条件による産出量の変動がある。
そしてそのほとんどを自給しており、輸出入による需給の調整が難しい。
教科書通りいくと、今後流通が自由化してゆくにつれ、
価格は乱高下するようになる、か。
なんらかの調整装置がうまく働かないかぎり。
↓自分ちの米を食べるので気にしてなかったけど、みんな産地を選んで買ってるんだろうか?12年産は1俵15000円で売れた。昨年は11000円で例年並み。ちなみに一昨年は虫害で等級が下がり9000円。米価が上がるなんて驚き。赤字に変わりはないんだけど
— murase_sさん (@murase_s) 2013年2月4日
参考:
「24年産米が高い理由」お米屋日記
「【こめ知識】平成24年産米の高騰」米サイドストーリー
お米の需給情報データベース「米の生産者価格」(平成24年12月)
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